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RIKI DENTAL

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rikidental@hotmail.com



 

〜リキデンタルオフィス フィロソフィー〜

〜歯科医療とは〜  

医療現場において、内覧会開催、クリスマス・バレンタインなどに乗じたイベントの開催を行い
増患、集客を目的としたものは医療の本質ではない所為であります。
これらは医療が「患者」を診るという捉え方でなく、「集客」を目的とした
経営主体の考え方であり、医療の質と何ら関係しない事実があります。
この傾向を本来の医療の姿に修正するためには、医療行為を受ける患者さんたちが
医療のあるべき姿を正しく理解し、惑わされないようにしなければ、いつまでも『患者』でなく
経営者に「お客様・患者様」として扱われてしまいます。

そのため、まずはじめに
歯科医療は聖職の一つであることを医療者も患者も理解しなければなりません。

そして、

T 歯科医療は『技術』が評価される職業でなければならない。

そして患者は、この技術を正しく理解することが望まれます。
このためには医療従事者は、個々の患者のニーズにマッチした
医療を提供し、その治療行為において、患者が満足し納得できる
“結果”をもたらすことが重要な責務であります。

よい医療を求めて医院選びを行う選択基準とは
感染防止のため、無菌にどれだけの設備や留意している等という
医療現場では当然の事を、今さら強調し掲げている事や
綺麗な外観の医院、応対が非常に丁寧だとかは
二の次の問題であることを忘れてはなりません。
我々医療人のおごりたかぶることなく、常に深く学と術を研鑽し
日々の臨床に切磋琢磨する姿勢こそが、先に述べた
『患者さんの満足できる結果』へとたどりつくのであります。

U 医療行為は患者にとって無害であって有益であること

患者の主訴を改善さすことは当然とし、歯科医は個々の患者にとって最善で
最適な治療はどうしていくべきか熟慮しなければなりません。
たとえば保険外診療(自由診療)を患者が希望された場合でも、高額な医療
行為が、その時点で本当に最適で最善なのか判断するべきなのです。

V 補綴・保存修復治療では終了直後のみが最高の状態

これは歯科医、患者双方が十分に理解しなければならない問題です。
たった一本の歯に手を加える事でも、口腔内を一単位で捉えた
歯科治療行為でも、後々『再介入』が必要になることが多いです。つまり
歯科治療における義歯、かぶせ物、詰め物は保険・自由診療どちらで
処置するにもかかわらず、永久にもつものは存在しません。

治療終了直後のみが最高の状態にすぎなく、その後の状態は下降線
(材質の劣化や偶発的破損など)をたどっていくのです。
この『下降線をいかに抑える治療』と『いかに再介入量を減らすこと』が
その時点の治療で理解して行えるかが、
歯科治療における重要なトピックスであります。
このことは日進月歩の医学における、最新の材料、最新の器材器具で
カバーできるものではなく、学術根拠に基づいた治療行為そのもので
大きく左右されるのです。
                                2005年4月 記
                   
 
 オフィスのクリニカルケースを考察します

  【 症例:30代女性  主訴:前歯部を綺麗にしたい 】
                 初診時正面観
          
     
初診時右面観           初診時左面観
  
 
 この症例において審美的にかなりの満足を求めるのであれば
  矯正治療で歯列を整えることが理想であります。しかし患者が矯正治療を
  合意しないのであれば、保険診療でのレジン充填処置でもそれなりの
  良い結果は得られると考えます。
    
  治療後右面観             治療後左面観
  
                  治療後正面観
         
  近年ラミネートべニアによる審美治療(自由診療)が多く行われておりますが、
  審美的問題に対してエナメル質の連続性を大きく遮断(切削)してまで行う
  必要があるのかが私的には疑問であります。
   レジン充填処置でも患者は十分な満足を得られました。

 
【 症例:40代女性  主訴:むし歯治療 】
           
初診時左下臼歯部写真
  
 
この大臼歯部の治療において、患者は自由診療による審美修復を
 希望されました。 しかし、歯周環境と歯のダメージの状態から予知性を
 考慮したとき、高額な治療を行うことは好ましくないことを説明し、
 保険診療によるレジン充填を勧めました。

     大臼歯部レジン充填処置後口腔内写真(小臼歯部はこの段階では仮歯)
 
 
臼歯部レジン充填処置でも咬合接触点とパラファンクションに配慮が
 なされておれば割れる心配はないと考えます。
 (注)横の歯と隣接する場所に処置が必要な場合、すべてのケースに
    このレジン充填が適応できるわけではありません。


〜インプラント治療〜
 
当院はインプラント学において多くの研鑽を積んでおりますが、インプラント治療を
 積極的に勧めてはおりません。インプラントはあくまで治療のオプションの一つです。
 インプラントの一番の問題は高額な治療費です。 そのため、治療上インプラントが
 必要とされた時、少しでも患者の費用負担が軽減されるよう配慮し、かつ力学的
 構造学的に十分に機能を発揮できるような設計をすることも 歯科治療に必要な
 優しさです。

 
【 症例:70代女性  主訴:上顎の部分義歯の安定が悪い 】
   
            初診時口腔内とパノラマレントゲン
   
   
  
 
上顎において残存歯が片側に3本しかない場合、保険義歯ではこのような設計の
 義歯になります。しかし、欠損部顎堤の状態を考えると十分な安定はのぞめません。
 オーバーデンチャーにしたとしても残存歯部の頬側の骨量を考えるとよい結果は
 得られないことが推察できます。このような場合、左側に固定源を作ることで
 義歯の脱離と沈下を防がなければなりません。しかし、この計画は残念ながら
 保険診療で行えないため、できる限り費用がかからず、年齢的な問題を考慮し、
 なおかつ患者が満足できる治療計画を考えなければなりません。
 また今後、残存歯がすべてなくなったときのことを考慮し、リカバリーが容易に行える
 ようにしておかなければなりません。故に右上第二小臼歯は予知性が低いため
 戦略的抜歯処置と同時にインプラントを埋入し、左側臼歯部にインプラントを
 植立しました。

                 治療後口腔内とパノラマレントゲン
    
   
  
左側に固定源(磁性アタッチメント)を作ったことにより義歯の安定は勿論、
   義歯床を小さくできたことにより装着感も良くなります。 
  

 【 症例:60代女性  主訴:右上が痛い、義歯が使いにくい 】 
           
初診時口腔内写真とパノラマレントゲン 


 
初診時主訴部所見は右上小臼歯の根破折がみられ、上顎の部分義歯は片側
遊離端の義歯であり、義歯の支えとなっている歯は過負荷を受けている状況と
思われる。また咬合位も安定しておらず、その結果、咬合バランスの不具合による
機能障害もあると判断しました。
 治療としては、患者は義歯に対するコンプレックスもあったため、この場合、
インプラント治療が最善の選択肢であります。 
            処置後 口腔内写真とパノラマレントゲン


 
歯列弓の保全と咬合位を維持する臼歯部の咬合の確立から
 機能回復が得られ、予後においても良好な状態を維持しております。
 
 
ほんの一部の症例しかご紹介しておりませんが
 歯科医療行為の根幹とすべきものは
 自由診療だから、保険診療だからどうこうという問題より
 
どんな治療行為も愛情を注ぐことではないかと思います。
 
 保険診療を技術的に確実かつ丁寧に行えないのであれば、
 自由診療において満足な治療(結果)が出来るわけありません。
 
 歯科医療は聖職であり、Scient(科学)でもあり、時には
 Art(芸術)でもあるのです…

   

    

最後に〜


私たちは歯科治療のテーマとして
       『顎』と『咬合』 を重要視しております。
咬み合わせ とは誰が与えたわけでもない実に神秘的な芸術であり
歯一本一本の形態 も長い人類の歴史の中で『食する事』の環境
の変化の中、自然と『生きるため』、改良に改良を重ねた結果、
機能的に優れた完成度の高い形態をした、進化の証なのです。

こんな素晴らしいものが残念にも様々な原因により
破壊されたり、多数歯にわたり喪失してしまった時
我々人間はワニみたいになくなった歯は戻って
くるわけではありません。 

そこで…
失われてしまった歯質、歯や咬合、顎位をいかに我々歯科医が
正確に治療・再現させ、口腔環境の中で、もとの自然な状態に
出来る限り回復させ二次的病態発症を防止させるかということ。
が重要なことですが、、、
しかし、この問題の前に大前提となる事は、予防学がキーになってくるのであります…

なぜ虫歯になったのか…?
なぜ歯が喪失してしまったのか…?
なぜ咬合がくるってしまったのか…?

その原因を患者さんが理解せぬまま、その事により因子を
出来る限り排除する努力が出来なければ、いくら我々歯科医が
修復再現しても、同じ事の繰り返しであるということを忘れてはなりません。
 
当院は我々の歯科医療行為より、患者さんの『満足できる結果』にこだわることで
医療への関心と理解をもってもらうことにより、微力ながら地域医療に貢献しております。